会社で生き残る人間は、会社にとって都合の良い人間なのか?【経験談からの考察】

就職・転職関連のサイトや書籍でよく出てくる「会社の求める人物像」という言葉がありますが、これは一体何を意味するのでしょう?
「優秀な人間?」「コミュニケーション能力がある人間?」それとも「上司からも部下からも信頼されている人間?」
色々考えられますが、その根っこの部分には「会社の都合よく動いてくれる人間」という意味が少なくともチラついているのではないでしょうか?
今回は「会社で生き残る人間は、本当に会社にとって都合の良い人間なのか?」これについて、事例を交えて書いていきたいと思います。

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ぶっちゃけ、優秀な人材でもリストラされます。

一般的に「会社で生き残るには、会社から求められる優秀な人材になるべき」とされていますが、これは半分正しいですが、半分は正しい意見ではありません。なぜなら、いくら優秀な人材だとしても「会社にとって都合が悪い」と判断されれば、即リストラ候補になってしまうからです。実際、私が以前一緒に仕事をさせて頂いた優秀なマーケッター(以下Aさんとする)は、会社の年間利益の過半数をもたらす人物として長年第一線で活躍してきたのですが、社長や専務との意見の食い違いが出てきて、会社を追われる形になってしまいました。Aさんは、企業が求める「利益」にも十分貢献し、部下のマネジメント能力にも周囲から定評がある人物でした。しかも、この方は社長直々にヘットハンティングしてきたという人物。つまり「会社から求められる優秀な人材」という条件は十分に満たしていたのです。しかし、結果としてリストラに・・・。なので、必ずしも「優秀ならば会社から求められるし、リストラされない」という訳ではありません。優秀でも、場合によっては会社を追われることもあるのです。
 

真面目な人はリストラで、残った人はイエスマン

また、次のような事例もあります。私が昔働いていた会社で、非常に真面目な上司(以下Aさんとする)という方がいました。そのAさんは、自社の商品に自信を持っており、良質な品質のものを販売することを誇りに思っていたのです。しかしある時から、その会社は経営の雲行きが怪しくなったようで、利益をとるために今までの良質な商品販売よりも根拠のない怪しい霊感商法のようなものを始め、そちらに重点を置くようになってしまいました。Aさんは、根拠のないものを販売するのは消費者のためにならない、と心を痛め、上層部に掛け合ったのですが、意見は聞き入れられず・・・。挙句の果てに、Aさんを退職させるよう上層部が配置転換を命じ、Aさんは倉庫のような部屋で一人「霊感商法の苦情処理係」にさせられました。Aさんはそれに屈せずしっかり仕事を行っていましたが、いよいよ会社側がしびれを切らしたようで雇止め(リストラ)を実行。ちなみに、Bさんと同じ意見だった人間は、みんな何かと理由をつけられてリストラされ、残ったのは霊感商法に同調するイエスマンばかり。結果としては「会社に都合の良い(意見を持つ)人物」というのが残った訳です。ただ、この出来事から3年ほど後、その会社は倒産。「リストラを避け、会社で生き残った人間達にも、何かしらリスクはある」ということですね。
 

「会社から求められる優秀な人材」にはなるべきではない!

実は、これらの事例に出てきたAさんとBさん、会社から追われた後も元気に活躍しています。「どうせ、他の企業からお声が掛かったんだろう」と思われるかもしれませんが、それは違います。彼らは、規模が小さいなりにも事業主として再スタートし、自らの足で歩いているというのです!確かに、会社にいらっしゃった時からAさんもBさんもかなり優秀でしたから「会社に入らなくてもやっていけるのでは?」と私も思っていましたが、それが本当になるとは!過去の部下としても、その報告を受けた時は「心から良かった」と思いました。AさんとBさんを見ていて1つ分かったことは「私達がなるべきものは、会社から求められる優秀な人材などではなく【自分の足で歩ける優秀な人間】になることなんだな」ということ。例えリストラされても、勤めている会社が潰れても、強く自分の足で立ち、歩いていける人間になっていさえすれば、会社の都合の良い人間にならなくてもこの世で生きていける・・・。彼らにはそう教えられた気がするのです。別にAさん達のように起業じゃなくても、株でもビットコインでも珍しい芸でも何だって良い、「いざとなった時に自分の足で立てる手段」を持っておくことは、これからの世の中を生きる為には必要不可欠なのかもしれませんね。
 
 


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